経皮吸収

【期待】貼るワクチンの実用化はもうすぐ?ワクチンの基本情報から最新技術まで徹底解説

2021年2月、日本にもついにアメリカの製薬会社ファイザー製の新型コロナウイルス用ワクチンが正式承認されました。

世界では少なくとも70ヶ国が日本に先行して摂取を始めており、欧米に比べて約2ヶ月遅れでの開始となる見込みですが、ひとまずワクチン接種による感染拡大効果に期待したいですね。

でも中には
「ワクチンを受けたいけど、実は先端恐怖症で注射が苦手、、、」
なんて人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、近い将来実用化が期待されているパッチ型の「貼るワクチン」についてまとめていきます。

 

ワクチンとは

感染症にかかると、その原因となるウイルスや細菌などの病原体に対する「免疫」(抵抗力)が形成されます。

この免疫が形成されることで、再び同じ感染症にかかる確率が低下したり、かかっても症状が軽くなったりする効果があります。

ワクチンとは弱体化させた病原体を指し、ワクチンを接種することでこのような体の仕組みによって感染症に対する免疫をつける狙いがあります。

 

ワクチンの種類

ワクチンには以下3種類が存在しています。

生ワクチン

病原性を弱めた病原体そのもので構成されています。

接種することにより、その病気に自然にかかった場合とほぼ同じ免疫力がつく効果が期待できますが、その一方で、副反応(副作用)としてその病気にかかったような軽度の症状が出ることがあり、まれに重症化することもあります。

不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン

感染力をなくした病原体や、病原体を構成するたんぱく質から構成されています。

ワクチンが弱く、1回のみの接種では必要な免疫を獲得・維持できないため、複数回の接種が必要とされるのが一般的です。

インフルエンザや日本脳炎ワクチンなどがその代表例です。

メッセンジャーRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチン

少し難しい話になりますが、このワクチンでは「メッセンジャーRNA」「DNA」「ウイルスベクター」と呼ばれる、ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を投与します。

すると、その遺伝情報をもとに体内でウイルスのタンパク質が形成され、さらにそのタンパク質に対する抗体が作られることで免疫を獲得する仕組みになっています。

今回の新型コロナウイルスワクチンがこのタイプで、新型コロナウイルスの表面にあるタンパク質を利用したものです。

 

ワクチンの接種方法

現在、世界で使用されているワクチンの接種方法は大きく4つに分けられます。

皮下摂取(皮下注射)

日本で受けるワクチンの大半はこの注射による摂取です。

【保存版】皮膚から成分が浸透する経皮吸収とは?経皮吸収とは皮膚から栄養を吸収する機能を指します。経皮吸収の基本的な知識とその条件について解説します。また、経皮吸収機能を活用した代表的な医薬品の例もご紹介します。...

 

↑こちらの記事でも説明していますが、皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層で構造されており、この皮下注射は「皮下組織」への注射になります。

少し痛みが伴うことと、摂取後に軽い炎症が起きて腫れたり痛くなったりする副反応が起きるのが特徴です。

筋肉内摂取(筋肉内注射)

海外において一般的なのがこの筋肉内摂取です。

皮下組織のさらに奥、筋肉に直接ワクチンを投下する方法ですが、大きな特徴として①副反応が少ない ②免疫につながる抗体が生成しやすい という2つが挙げられます。

皮下摂取よりも一見するとメリットの多い筋肉内摂取ですが、日本ではいまから約50年前にワクチンの筋肉内摂取による「大腿四頭筋拘縮症」を3600名以上が発症したことから、筋肉内摂取は避けられているのが現状です。

ちなみに今回の新型コロナウイルスワクチンはこの筋肉内注射によって摂取される見通しとのことです

「大腿四頭筋拘縮症」についてさらに詳しく知りたい方はこちら↓

 

約50年前の話で、近年ではほとんどこの副反応は報告されていないので、過度に心配する必要はないかと思いますが、知識として持っておいたほうがいいですね。

経口摂取

これは文字の通り、口からワクチンを飲む方法を指します。

過去に日本でも大流行した「ポリオ(小児まひ、急性灰白髄炎)」のワクチンがこの経口摂取の代表例として知られています。

注射が不要で摂取が簡易なのが最大のメリットですが、経口摂取では生ワクチンを使用しなければいけないため、副作用としてその感染症の症状がまれに生じてしまうのがデメリットとして挙げられます。

副作用は一定の確率で生じてしまうため、世界的にこの経口摂取型のワクチンは極力避ける傾向があります。

経皮摂取

「はんこ注射」というフレーズ聞き覚えありませんか?

昔からBCG(結核ワクチン)の摂取に利用されてきた方法で、日本ではいまでもBCGワクチンにはこの方法が用いられています。

実は、管針(かんしん)と呼ばれる小さな針を用いた摂取器具が発明されたのは日本で、BCGワクチンを経皮接種にて行っているのも日本のみです。

皮下摂取と比較し、針がいくつもに分かれているのでその副反応が分散されるのがメリットです。

 

新しい経皮摂取

注射針と比較して小さい管針とはいえ、その大きさはたいして変わらず痛みを伴うためいままであまり活用されてきませんでしたが、ここにきてワクチンの経皮摂取に大きな注目が集まっています。

化粧品に用いられている新技術「マイクロニードル」を活用したパッチタイプの経皮摂取です。

マイクロニードルは大きさわずか約0.02mmの微細な針を皮膚に貼り付けることで、痛みを伴わずに皮下組織へ成分を到達させる技術です。

従来はパッチを皮膚から剥がす際に、その微細な針が折れて皮膚内に残ってしまうことが問題視されていたのですが、最新技術によって薬剤を針の形状に固めてマイクロニードルを形成することが可能になりました。

実は約1年前にも、アメリカのピッツバーグ大学が新型コロナに有効なワクチンの開発に成功したと発表しており、近い将来パッチタイプのワクチンが主流になっていくと予想されています。

日本でも約4年前から貼るワクチンの実現化に向けて専門の研究グループが発足しており、今後の実用化に大きな期待が持てますね。

まとめ

  • ワクチンの種類は3種類(生ワクチン、不活性化ワクチン、mRNA,DNAワクチン)
  • ワクチンの接種方法は4種類(皮下摂取、筋肉内摂取、経口摂取、経皮摂取)
  • はんこ注射は日本独自の摂取方法
  • マイクロニードルを用いた痛くない経皮摂取が注目され、貼るワクチンが実用化されようとしている

 

最後に

いかがでしたか?

今回は新型コロナウイルスのワクチン接種開始に伴い、ワクチンの種類と経皮吸収を活用した「貼るワクチン」の実用化に向けて解説しました。

 

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