経皮吸収

【必見】喘息(ぜんそく)、花粉症に効果的なパッチ型薬剤を徹底解説

以前ご紹介したニコチンパッチが誕生してから13年。

世の中にはまだまだ経皮吸収型の貼る薬は少ないものの、一部の症状に対しては飲み薬よりも効果的であることが証明され、医薬品として貼るタイプの薬剤が広く世の中に浸透しています。

今回はその中でも、日本で特に流通している喘息(ぜんそく)、花粉症向けの貼る薬についてご紹介していきます。

 

経皮吸収とは

経皮吸収とは皮膚から栄養(有効成分)を吸収することを指します。

日本はまだ経皮吸収型の医薬品やサプリメントの製品化が遅れがちですが、特にアメリカでは「貼るサプリメント」と呼ばれるものが広く流通しているほど注目されている技術の一つです。

経皮吸収についてはこちらにまとめているので、もっと詳しく知りたい方は読んでいってください。

【保存版】皮膚から成分が浸透する経皮吸収とは?経皮吸収とは皮膚から栄養を吸収する機能を指します。経皮吸収の基本的な知識とその条件について解説します。また、経皮吸収機能を活用した代表的な医薬品の例もご紹介します。...

こちらでは経皮吸収のメリット、デメリットについてまとめています。

【保存版】肌から成分が浸透!いま注目の経皮吸収のメリットとデメリットまとめ経皮吸収と経口摂取を比較した上で、経皮吸収のメリット・デメリットを詳しく解説。経皮吸収に期待されている未来とは?...

 

喘息

喘息とは

主にアレルギー性の炎症によって気管支が狭くなる病気で、炎症を放っておくと発作の起こりやすい状態が慢性化してしまいます。

慢性化すると、咳き込みや呼吸をするたびに「ヒューヒュー」といった音がする喘鳴(ぜんめい)や重めの息苦しさといった症状が起こります。

日本における流行程度

成人の気管支喘息は、過去30年間で約3倍にも増加したとも言われており、成人を過ぎてから初めて発症するケースも決して珍しくありません。

実際、大人の喘息(ぜんそく)の6~8割が大人になって初めて発症した人たちで、男女比も同じくらいだと言われています。また、大人の喘息は子どもの喘息(ぜんそく)に比べ、原因が明確に特定できない場合が多く、大気汚染やたばこも原因の一つです。

日本全体では、子どもの5~7%、大人の3~5%が喘息(ぜんそく)にかかっているとも言われています。

パッチ型治療薬

喘息の症状緩和に効果があるパッチ型の薬剤は「ホクナリンテープ」で、「ツロブテロール貼付薬」とも呼ばれています。

このホクナリンテープには「ツロブテロール」という有効成分が入っており、このテープを貼ることで皮膚から吸収され気管支や心臓を刺激して、気管支を広げたり、脈を速くする効果が24時間程度継続するものです。

手軽に使用でき、効果持続時間も長いパッチ型の薬剤ですが、注意点もあります。以下引用です。

気道閉塞性障害とは、気管支喘息、気管支炎で気管支を取り巻く筋肉が炎症によって分厚くなり、呼吸困難となる症状のことを指します。簡単に説明すると、ヒューヒュー、ゼーゼーし、息が吐きにくくなる症状のことです。この症状を緩和するものがホクナリンテープで、咳を止める効果は添付文書には一切書かれていません。 つまり、ホクナリンテープは気管支を拡げる「気管支拡張薬」であり、基本的に咳を止めるお薬ではありません。

https://www.caps-clinic.jp/tulobute

上記の通り、咳を止める薬ではないことに注意してください

 

花粉症

花粉症とは

鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水等の症状が引き起こされることをいい、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。

スギ花粉がピークを迎える春先に症状が出る方がほとんどですが、最近では花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の併発や、複数の花粉に反応する花粉症などにほぼ一年中症状に悩まされるという人も少なくないようです。

日本における流行程度

かなり前のデータになりますが、2008年に行われた全国的な鼻アレルギー(花粉症)の有病率調査では花粉が原因の鼻アレルギーは3割にものぼることが分かりました。さらにスギを原因とする花粉症は26.5%と、日本の4人に1人はスギ花粉に悩まされているようです

10年以上前のデータなので、2021年現在ではさらに花粉症に悩まされている人が多いと考えられますね。

日本では60種類もの原因花粉があり、スギやヒノキだけでなく、シラカンバ、ブナ、ハンノキ、ケヤキ、コナラ、ブタクサ、ヨモギなど、1年中何かしらの花粉が飛んでおり、近年では花粉の飛散量の増加とともに低年齢化が進み、若いうちに発症する人が増えています

 

パッチ型治療薬

これまでの治療薬は主に抗ヒスタミン薬を投与する内服薬・点眼薬・点鼻薬の3種のみでしたが、2018年に「アレサガテープ」という名前でパッチ型の薬が発売されています。

発売元は「サロンパス」等でテープ型やパッチ型の薬剤に定評がある久光製薬のため、信頼できそうです。

鼻の通りをよくする「ブリーズライト」とは異なり、貼るのは鼻ではなく、上腕部や胸部、腹部。

1枚で約24時間継続的に効果を発揮するため、これまでの薬に比べて非常に簡単で有用性も高いのが特徴です。

まだまだ認知度が低く知られていない薬品ですが、これから徐々に主流になっていくこと間違いなしだと思います。

さらに詳しく知りたい方は↓

 

まとめ

  • 日本全体の5%以上が喘息患者
  • 喘息用の「ホクナリンテープ」は気管支を広げる効果が24時間継続して期待できるが、咳を止める作用はない
  • 日本の4人に1人以上が花粉症
  • 花粉症用の「アレサガテープ」は2018年より発売。まだ認知度は低いものの、24時間以上効果が継続され非常に便利

最後に

いかがでしたか?

もうすぐ花粉が飛び始める季節なので、今年はしっかりと「アレサガテープ」を貼って手軽に花粉症対策してくださいね。

 

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